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株式投資の基礎

株式チャートを見るにはリテラシーを上げる必要があります。
今回は株式投資だけでなく転職や営業先の企業分析にも使える、5つの言葉を理解していきましょう!

EPS(Earning Per Share)
一株あたりの利益

PER(Price Earning Ratio)
株価収益率

BPS(Book-value Per Share)
一株あたりの純資産

PBR(Price Book-value Ratio)
資産対株価の正当性指標

ROE(Return On Equity)
自己資本利益率

PER ( Price Earning Ratio ) 株価収益率

をご紹介いたします。

株価は実績もそうですが、期待値も大きく関わります。

すなわち、PERは期待と実績の差を表している数字です。

PERが下がる2パターン

・EPS(Earning Per Share)1株あたり純利益が上がる場合

・株価が下がる場合

株価 ➗ EPS = PER

日本の上場企業のPERの平均は15倍程度。

BPS ( Book-value Per Share ) 1株あたり純資産

BPSが高いと何が良いのか、皆さんお分かりでしょうか?

正解は、

企業の安定性が高い

ことです。

BPSが低い場合、1株を少ない資産で支えているので今回の新型コロナウイルスの影響など天災や不況によって倒産しやすいのです。

PBR ( Price Book-value Ratio ) 資産対株価の正当性指標

→1株あたりの純資産に対しての株価の正当性を測る指標

今回は

BPS=1万円    株価=5千円   PBR=0.5倍

である場合に特化して解説していきます。

通常はBPSに期待値が上乗せされるためPBRは1倍以上が大半です。

しかし、上記は PBR=0.5倍 と一見お買い得に見えます。

果たしてどうなのでしょうか。

結論は買い時です。

ここでは大きく2パターン紹介します。

①赤字で今後落ちていく市場

この場合は来期も赤字になることが見込まれ、PBRがBPSを下回ります。

but 下がり続けるリスクがあります。

②他社IPO・全体暴落

他社IPO

→他に良い案件が出た場合、そちらに投資を回すためPBRがBPSを下回ります。

全体暴落

→今回の新型コロナウイルスのように株価が全体的に暴落した際、PBRがBPSを下回ります。

景気が良くなったり、IPOが終わったりしたタイミングで株価が上がる可能性が高いです。

自己資本比率 ( equity ratio ) とは

総資本に対する自己資本(株主資本と評価・換算差額等の和)の比率です。また、会社の安全性を見るための指標でもあります。

自己資本比率を見ることは現状リスクがないかどうかを確認する上で、非常に重要な指標となります。

ここで自己資産比率の求め方を一緒に覚えましょう! ( 純資産は自己資本と解釈します。 )

自己資本比率= 純資産÷総資産 ×100

「いや、いきなり式を教えられてもこれがどう言った意味を為すのかすら分からないよ!」

はい。お答えいたします!

Q. そもそも自己資本比率ってどこの資料を見れば良いの?

→ 自己資本比率は、貸借対照表から読み取ることができます。

「資産の部」の合計額を総資産といい、自己資本 ( 返済の必要のない資本の事 ) は株主から出資された出資金・剰余金・準備金・自己株式等から構成されています。

Q. 具体的な数値で比率がいくらだと安全なの?

→ 一般的に、50%以上あればかなり良好な状態といえ倒産リスクは低いと言われています。また、少なくとも30%程度は確保しておくとよいでしょう。

*この比率は業界によって異なるので、要注意です。

因みに、今回のコロナウイルスの影響で宿泊業や飲食サービス業の多くが再生困難になった理由として自己資本比率の圧倒的な低さが原因として挙げられます。

実際に中小企業庁「平成30年中小企業実態基本調査」による業種別の黒字企業の平均を見ると、情報通信業 58.6%に対し、宿泊業、飲食サービス業 14.4%という結果が出ています。

自己資本比率が高い、ということは、借入金の金利や元本返済の負担が少ないため、資金繰りが楽である等の理由から、健全な経営である(財務基盤が強い)と判断されています。(Wikipedia参照)

『もっと成長編』

株式投資におけるバリュー平均法について解説していきます!

株式投資ではよくドルコスト平均法(定額購入法)が勧められています。

but!その投資方法、株価が低い時に購入し高い時に売却するとういう原則に反していませんか?

ということでここからは原則通りに投資を行うためのバリュー平均法についてやっていきます!

バリュー平均法

バリュー平均法は、資産価格を基準にCF(キャッシュフロー)を作ります。
ポイントは、株価と累計口数の計算です。

具体的な数字を当てはめて見ていきましょう。

株価の変動に応じて購入口数も変動する事を念頭において下さい。

まず初めに、確実にブレてはいけない軸として毎月の資産価格がいくらにならなければいけないかを決めてください。

その指定した資産価格になるように、自分でCFを作ります。

例えば、
毎月の資産価格が100万円ずつ増やしていく場合。

資産価格は
1ヶ月目=100万円
2ヶ月目=200万円
3ヶ月目=300万円
というように増えていくようにします。

ここでポイントが、先ほど述べたように株価の変動に応じて購入口数も変動するということです。

1ヶ月目
株価が1万円だった場合、
購入口数は100口で
資産価格は100万円になります。

2ヶ月目
株価が5,000円だった場合、
1ヶ月目の資産価格は50万円になっているので、今月はプラスで250万分購入しなければなりません。
したがって
購入口数は500口で
資産価格は200万円になります。

3ヶ月目
株価が15,000円になった場合、
2ヶ月目までの
購入口数は600口分で
資産価格は900万円になり、
600万円分余剰になります。

したがって、余剰分の400口を売却します。
*ここでポイントは投資で感情を入れないことです。

結果として3ヶ月目の資産価格は
300万円となります。

いかがでしょう。IRチャートを分析することが出来る人は、このようなバリュー平均法により勝率が上がりやすいことが確認されています。

ぜひ、今一度みなさんの個人の投資法を確認してみて下さい。

いかがでしたでしょう。「儲かる会社に投資しよう!」と考える前に、ぜひ一度企業の現状リスクを調べてからにしましょう。

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