「寝ても疲れが取れない」「布団に入っても、なかなか眠れない」——睡眠の悩みは、毎日のパフォーマンスにそのまま響きます。
僕も学生のころは、部活・アルバイト・遊びと、やりたいことを全部やろうとして削るのはいつも睡眠でした。朝はいつもつらく、「何とかしないと」と本屋で睡眠の本を手に取ったのが、睡眠について調べ始めたきっかけです。
この記事では、そこから実践してきたことと、厚生労働省の睡眠ガイドなどをもとに、今日からできる睡眠の習慣をまとめます。
この記事のポイント
- 成人は6時間以上の睡眠が目安。まずは起きる時間を固定する
- 睡眠の質は朝から決まっている。朝の光・日中の運動・夕方以降の過ごし方がカギ
- ベッドは寝るためだけの場所にする
まず知っておきたい睡眠の目安
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人は6時間以上を目安に睡眠時間を確保することがすすめられています。
大切なのは、時間だけでなく「休養感」、つまり朝起きたときに「よく休めた」と感じられるかどうかです。時間は足りているのに疲れが取れない場合は、睡眠の質を見直すサインです。
1日の流れで整える睡眠の習慣
睡眠のために意識したい1日の流れ
夜にぐっすり眠れるかどうかは、朝起きたときから始まっています。
朝:起きたら光を浴びる
朝に太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされ、夜に自然と眠くなるリズムが整います。起きたらまずカーテンを開けましょう。朝食をとることも、体内時計を整える助けになります。
日中:適度に体を動かす
日中に適度な運動をすると、夜に眠りやすくなります。激しい運動である必要はなく、早歩きや軽い筋トレを週に数回でも十分です。ただし、寝る直前の激しい運動は逆に目がさえてしまうので避けましょう。
夕方以降:カフェインとアルコールに注意
- カフェイン(コーヒー、緑茶、エナジードリンクなど)は、夕方以降は控えめに
- アルコールは寝つきをよくするように感じても、夜中に目が覚めやすくなり、睡眠の質を下げます
- 夕食は寝る2〜3時間前までに済ませると、胃腸の負担が少なく眠りやすくなります
寝る前:お風呂とスマホ
僕が学生時代から続けているのが、次の2つです。
- 寝る1〜2時間前にお風呂に入る:体の内部の温度がいったん上がり、下がっていくときに眠くなります。忙しくてシャワーだけの日は、足と首の後ろをしっかり温めるのがおすすめです
- 寝る前にスマホを見ない:画面の光だけでなく、目を閉じたあとに「さっき見た内容」が気になって、またスマホを触ってしまうのを防ぐためです。スマホはお風呂の前までにして、あとは明日にしましょう
「ベッド=寝る場所」と脳に覚えさせる
刺激制御法の4つのルール
ベッドの上でスマホを見たりテレビを見たりする習慣があると、脳が「ベッドは寝る場所ではない」と覚えてしまい、寝つきが悪くなることがあります。
不眠の治療でも使われる「刺激制御法」という考え方では、次のようなことがすすめられています。
- ベッドでは寝ること以外をしない(スマホ、テレビ、仕事をしない)
- 眠くなってからベッドに入る
- しばらく眠れないときは、いったんベッドを出る(15〜20分ほどが目安)。リラックスして、眠くなったら戻る
- 毎朝同じ時間に起きる(休日も)
寝室の環境を整える
- 暗さ:寝るときは照明を消すか、ごく暗くする
- 温度・湿度:暑すぎず寒すぎない、自分が快適と感じる温度に
- 静かさ:気になる音があれば、耳栓なども選択肢に
- 寝具:体に合った枕やマットレスを使う
なかなか改善しないときは
生活習慣を見直しても、眠れない状態が長く続く、日中に強い眠気がある、いびきや呼吸が止まると言われた、といった場合は、睡眠の病気が隠れていることもあります。自己流で睡眠時間を極端に削るような方法は試さず、医師に相談してください。

まとめ
- まずは起きる時間を固定し、6時間以上の睡眠を確保する
- 朝の光、日中の運動、夕方以降のカフェイン・アルコールに気をつける
- 寝る1〜2時間前にお風呂、寝る前はスマホを見ない
- ベッドは寝るためだけに使う
早起きを習慣にしたい人は早起きを習慣にする5つのコツもどうぞ。
参考:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
※本記事は運営者の体験と一般的な情報をまとめたもので、医学的な助言ではありません。睡眠の悩みが続く場合は医師に相談してください。